戯曲セミナー ハラスメント防止ポリシー
◆ 互いに尊重し合える場のために ◆

日本劇作家協会は、協会事業に関わる人のすべてが、属性や思想信条によって差別されることなく、対等の人格として互いに尊重し合い、身体的・精神的に安全に過ごすことができる環境をつくろうとしています。
2020年にハラスメント申告受付の手順を定めた「セクシュアル・ハラスメント事案への対応に関する基本要綱」、2022年に声明「演劇の創造現場からあらゆるハラスメントや性加害をなくしていくために私たちは発言し行動します」を発表し、2023年には「ハラスメント防止ガイドライン」改訂版を公開しました。
また、昨2024年にはセミナー向け細則の制定を行うとともに、講師向けハラスメント防止講習の随時視聴を可能にしました。

講師と運営スタッフ
戯曲セミナーに関わる全員が「ハラスメント防止ガイドライン」と「戯曲セミナー細則」の内容を理解し、確認書に署名をしたうえで講義・運営をしてまいります。また、当協会が講師向けに用意したハラスメント防止講習を受講しております。

受講生の皆さま
スタンダード対面コースでは講師と受講生のやりとり、受講生同士のやりとりが生まれます。またオンライン聴講コースにおいては、双方向性のオンライン独自講義2回を実施し、その後にオンライン交流会を設けます。様々なバックボーンを持つ方々が受講なさっていることをご理解のうえ、個々人の尊厳が守られるようご協力をお願いいたします。


◆ 受講にあたっての留意事項 ◆

円滑かつ安全なセミナーとするために、ご了承いただきたいこと、ご配慮いただきたいことがございます。

<スタンダード対面コース>
◯ ご了承いただきたいこと
・全30回の講義はすべて記録撮影し、うち22〜23回分はオンライン聴講コースの聴講生もアーカイブ視聴します。
・講義時の課題や質疑応答なども記録対象となります。お顔がわからない範囲で受講の方のお姿が映る場合があること、質疑応答におけるご質問の内容もアーカイブに残ることをご了解ください。
・受講生の方による講義の撮影・録音はお断りいたします。
・戯曲の個別講評には運営スタッフが立ち合います。

◯ スタンダード対面コースのルール
・受講時には、講師や他の受講生から呼ばれても構わないペンネーム(本名でも可)を使用する。
・グループワークや質疑応答では、ひとりだけが場を独占せず、より多くの人が話せるように配慮する。
・年齢や経験などの属性に関わらず、互いを尊重して対等な意見交換を行う。
・ジェンダー、居住地、職業など属性のステレオタイプに結びつけた言動をしない。あるいはその属性を代表する役割を担わせない(「女性としてどう思うか?」など)。
・SNSアカウントや連絡先、およびプライバシーに関わることをしつこく尋ねない。
・知り得た情報をもとにSNSのメッセージを送って返信の強要をしない。
・講師も尊重されるべき個人であることに留意し、質問やコメントが暴力的なもの・人格を否定するものにならないようにする。
・劇作家協会の「ハラスメント防止ガイドライン」を遵守する。

<オンライン聴講コースのZoom講義>
◯ Zoom講義とオンライン交流会とは
Zoomを使用したリアルタイム講義を2回ほど行う予定です。
講義ではZoomウェビナーを用います(ご参加の方はカメラ・マイクは使えません)。
その後のオンライン交流会はカメラ・マイクの使える通常のZoomで行います。

◯ Zoom講義のルール
・ご質問はチャットより受け付け。
・録画・録音・スクリーンショットの撮影はしない。

◯ オンライン交流会のルール
・Zoom画面に表示される名前は、全員から見えてもよいものにする。
・事情がない限りはカメラオンで参加する。
・背景に個人情報が特定されるものが映り込まないようにする (適宜、ぼかし機能やバーチャル背景を使用)。
・ひとりだけが場を独占せず、より多くの人が話せるよう互いに配慮する。
・年齢や経験などの属性に関わらず、互いを尊重して対等な立場として接する。
・録画・録音・スクリーンショットの撮影はしない。
・SNSアカウントや連絡先、およびプライバシーに関わることをしつこく尋ねない。
・知り得た情報をもとにSNSのメッセージを送って返信の強要をしない。
・劇作家協会の「ハラスメント防止ガイドライン」を遵守する。

<講師>
◯ 講師用の細則には、下記のような具体的注意事項を記載しています。
・セミナー講師は受講生に対して優位的な立場にあり、加害者となりやすいことを自覚する。
・親しさや好意を示すつもりの言動も、意図と関係なく相手を不快にさせる場合があると自覚する。
・受講生を呼び捨て等はせずに「さん」付けにする。
・受講生の容姿・服装に言及しない。
・受講生の思想・信条を抑圧しない。
・受講生の性的指向・性自認等を差別しない、アウティングしない。
・属性のステレオタイプに結びつけた言動をしない。
・指導を行なった戯曲は一部分であれ受講生に無断で公開・引用等をしない。
・作品指導が人格否定につながらないようにする。
・SNSで受講生から話しかけられたときのスタンスはそれぞれに任せるが、受講生の個人情報の詮索はしない。
・セミナー期間中に指導と称して受講生に連絡をしない。
・セミナー期間中は、協会主催の交流会以外の、受講生との個人的な交流は禁止とする。
・講師であることを背景にした、協会外ワークショップ等への勧誘は行わない。



ご相談・ご申告

ご相談は下記、戯曲セミナー担当メールアドレスまでお願いします。
(スタッフの言動についてのご相談は事務局長に直接ご連絡ください。)
ご相談としていただいた内容が深刻な場合は、臨床心理士・弁護士と状況を共有したうえで対応いたします。

ご申告は、ハラスメント申告フォームをご利用ください。ご申告内容の聞き取りと調査は臨床心理士・弁護士などの専門家のもとで行います。

ハラスメント以外の講義や運営についてのご意見は、別途設けるフィードバックフォームよりお寄せください。

一般社団法人 日本劇作家協会事務局
戯曲セミナー担当

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事務局長 (他のスタッフが見ることのないアドレスです)
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