会員対象:
日本劇作家協会プログラム企画募集!


2026年度分の募集は終了しました。
2027年度分につきましては、2025年秋頃にご案内いたします。


募集案内  劇作家協会プログラムFAQ  劇場関連費用の例 
2024年度プログラム委員からのメッセージ  スペシャル対談(別ページ/2022年掲載)  応募フォーム(別ページ)


 募集案内

日本劇作家協会は杉並区とパートナーシップ協定を結んでいます。

座・高円寺(杉並区芸術会館)では年間のラインアップの中で、劇作家協会が会員提案企画の中から推薦した作品を上演しています。それが「日本劇作家協会プログラム」です。

《募集対象期間》
・2026年4月ー2027年3月
**来年2025年度分ではなく、再来年2026年度分です
・劇場の主催公演実施時期のため、対象から除外される期間があります。
**NG期間(この期間の希望は不可)= ゴールデンウィーク期間/6月上旬/7月中旬ー下旬/8月下旬ー10月中旬/12月下旬/2月中旬ー下旬

《企画のご応募はフォームから》
あわせて、下記の資料を このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 までメールでお送りください。
・【企画書】は必須。【戯曲データ】はあることが望ましいが必須ではない。他、参考資料など。
・メール件名は「劇作家協会プログラム2026資料」。
・本文に登録会員名を明記のうえ、添付ファイルとして送信。
**ご応募は劇作家協会会員からのみ
 

日本劇作家協会プログラムFAQ

Q 応募資格や条件はありますか?
A 日本劇作家協会の会員であれば、どなたでも応募できます。

Q どんなメリットがありますか?
A1 費用面での援助あり!
ホール使用、付帯設備、稽古場使用、フロントスタッフ業務料に関して援助があります。あくまでやり方次第ではありますが、100〜200席規模の小劇場と同じくらいの利用金額で、座・高円寺という中劇場での上演が可能です。

A2 稽古場が使用できます!
座・高円寺の地下3階にある稽古場を、公演直前に1週間程度使用できる可能性があります。
舞台の実寸に近い広さです。

A3 劇場がさまざまな形で宣伝してくれます!
座・高円寺のきめ細かいプロモーションにより、多様な演劇関係者に公演情報が行き渡ります。地元の方々も観劇にお越しくださいます。

Q どのくらいの規模の公演になりますか?
A1 標準的な公演期間 
準備を含めて、短くて1週間、長くて2週間の公演が可能な動員力を期待します。
ただし、舞台客席の組み方により、客席数はかなり変動します(オーソドックスに組むと200席前後ですが増減可能)。

A2 若い劇団にもチャンスあり!
そこまでの動員が不安でも、上演期間が3日間5ステージのカンパニーや、複数のカンパニーによる上演をまとめたフェス形式の企画も、最近採択されています。

A3 チケット料金
チケット代の上限はこれまで5,000円以内でしたが、6,000円以内となります。
ただし、チケット代が5,001円以上の場合、提携公演費の中に含まれているホール1利用料が100%→150%となります。1週間の劇場利用の場合で十数万円程度あがる可能性がありますので、チケット料金設定においてはよくご検討ください。

Q 採択はいつ頃にどうやって決まるのですか?
A 採択決定は毎年の2月頃
プログラム委員(今回は大池容子と中村ノブアキ)が推薦作を選定し、座・高円寺(芸術監督のシライケイタ氏)が推薦作を承認して決まります。


劇場関連費用の例
 劇作家協会プログラムは座・高円寺の提携公演になります


*チケット収入はすべてカンパニーに入ります
*提携公演費は公演終了後の支払いでOKです

◯ けいこ場1週間、劇場1週間/7ステージ
提携公演費 約45~50万円 (劇場・稽古場使用料、付帯設備使用料、フロントスタッフ人件費、技術スタッフ立ち合い人件費込み/2024年度までの例)
◯ けいこ場1週間、劇場10日/9ステージ
提携公演費 約60万円(同)
けいこ場1週間、劇場13日/12ステージ
提携公演費 約85万〜90万(同)

参考:座・高円寺 施設案内 (劇場サイト)



2024年度プログラム委員より、就任にあたってのメッセージ

── 大池容子
 この度、中村ノブアキさんと共に、劇作家協会プログラム委員に就任いたしました。

 劇作家協会プログラムは、協会がパートナーシップ協定を結ぶ杉並区の劇場「座・高円寺」の年間ラインナップとして、劇作家協会員の応募作を選定して上演するプログラムです。

 これまで比較的小さな場所で公演を行っていた若手のカンパニーにとって、このプログラムでの上演は新たな観客との出会いを生み出すだけではなく、中規模の劇場で公演を行う上で向き合うべき様々な課題をクリアすることで大きな成長をもたらしてくれると考えています。
 そのような“次のステップ”を求める演劇人——劇作家だけでなく演出家や俳優、演劇にたずさわる多くの方々に、まず、このプログラムの存在を広く知っていただきたいと思っています。

 劇作家協会プログラムは2009年に創設され、数多くの素晴らしい作品を上演してまいりました。応募資格のある劇作家協会員にとっては馴染みのある、伝統的なプログラムとなっているのですが、今後はさらに認知度を高めて若手の演劇人やカンパニーにとって挑戦しがいのある“登竜門”のような存在として認識してもらえるよう尽力したいと考えています。
 若い演劇人の中には「集客の自信がない」と思う方もいるかもしれませんが、近年は複数のカンパニーが参加するオムニバス形式の公演も積極的に採択しているので、ぜひチャレンジしてみてください。

 劇作家協会は、いまを生きる劇作家の戯曲が多くの観客に届くことを望んでいます。皆さまからのご応募を心よりお待ちしております。


── 中村ノブアキ
 このたび、大池容子さんとともに座・高円寺の劇作家協会プログラム委員を拝命いたしました。
 私自身、このプログラムには今まで4回ほど選出していただきました。その経験を活かし、この枠組みが観客、団体、双方にとって、ひいては演劇界にとって意義深い場になるよう微力ながら務めていきたいと思っています。

 振り返れば私が初めてこのプログラムに応募したときの動機は「新しい出会いを求めて」だったと記憶しています。実際、公演を通じてたくさんの方に知っていただけましたし、いろんな意味で今につながる大きな財産を得ることができました。心から参加してよかったと思っていますし、だからこそ協会員の皆様にも力強くお薦めしたい。特に現状、小劇場を中心に活動していて、次のステップとして中劇場に挑戦したいと考えている若手の方にぜひとも検討していただきたい。
 確かに座・高円寺は劇場空間、客席ともにそれなりに広く、初めて挑戦するカンパニーにとっては大きなハードルかもしれません。実際、私もはじめて公演したときは思いっきり怯みました。観るのとやるのとでは大違いだったと。でもだからこそ得るものも大きかったのではないかと思っています。

 先日、前任の長田さん、松村さんより引継ぎのお話がありました。そのときに、「新しいカンパニーからの応募がなかなか増えない」との課題があると伺いました。
 正直、その解決に私自身、何ができるのかまったくみえていませんが、少なくとも応募を悩んでる方がいらしたら、自分の経験をもとに親身にアドバイスをすることはできると思っています。そのニーズがどのくらいあるのかわかりませんが、もし該当する方がいらしたら遠慮なく事務局までお問い合わせください。精いっぱい寄り添いたいと思っています。

 近年、複数人で作品を持ち寄り、ひとつの企画公演として発表するパッケージ企画も採用されていますが、個人的にはとても面白い試みだと思っています。単独ではいろいろ厳しいことも、複数人だからこそ実現できることもあるので。そういったことも含め、ぜひ自由な発想で企画を検討してほしいです。もちろんベテランの方の新たな挑戦も期待しています。

 ぜひ皆さんと一緒に本プログラムを盛り上げていければと思っていますので、たくさんのご応募を心よりお待ちしています。