2019年度 戯曲セミナー

受講生募集!
申込み受付中!

▽開講期間:2019年5月下旬〜2010年3月初旬
▽応募資格:特になし

第25回劇作家協会新人戯曲賞

応募受付期間:
2019年6月1日(土)〜7月1日(月)

応募要項



第22回 鶴屋南北戯曲賞

受賞作決定!

平田オリザ『日本文学盛衰史』
(原作:高橋源一郎)


日本劇作家大会2019 大分大会

終了しました
多くの方々のご参加・ご協力に感謝申し上げます。

月いちリーディング

リーディングとディスカッションの戯曲ブラッシュアップワークショップ。2019年度は盛岡・東京・神奈川・大阪・長崎・宮崎で開催。

趣旨・概要・プロモーションビデオ
東京・神奈川
東北支部FB
関西支部FB
九州支部FB

【東京】6/1(土)
戯曲応募締切:4/18(木)
ご予約は4/26(金)より承ります

担当:西山水木、吉田康一、関根信一

【大阪】6/29(土)
戯曲応募受付中! 締切:4/15(月)
ご予約受付中!

担当:ごまのはえ、樋口ミユ

【神奈川】9/21(土)
短編戯曲を取り上げます!
戯曲応募締切:8/4(日)

担当:山田百次、丸尾 聡

【Youtube】
2年分の録画公開中!
https://bit.ly/2PoqnSZ

 Webサイトのリニューアル作業中のため、表示の崩れやリンク切れがございます。
 しばらくの間 ご容赦ください


第15回AAF戯曲賞問題の経緯について
支部情報  2017年度の支部事業は追ってご案内いたします

北海道支部
 終了:2016年8/13(土)・14(日) 教文演劇フェスティバル短編演劇祭
 終了:2017年3/7(火) 東海連合VS北海同盟(仮)

東北支部
 終了:2016年11/19(土)・20(日) 東北演劇見本市in盛岡

東海支部
 2017年9/15(金)〜17(日) 劇王XI アジア大会開催決定!
 終了:2017年3/18(土)・19(日) ミノカモ学生演劇祭
 終了:2017年1/21(土)・22(日) 劇本2 
 終了:2016年9/24(土) ナビイチリーディング プレ開催
 
関西支部
 終了:2016年度 関西版月いちリーディング
 終了:2016年11/23(水) スペシャル企画「劇作バトル!」
 
中国支部
 2016年3月21日発行  中国支部短編戯曲集「せぼね」
 終了:2016年10/9(日)・10(月・祝) 第四回中国ブロック劇王決定戦

九州支部
 終了:2017年2/5(日) 月いちリーディングin北九州

言論表現の自由のよって立つところ
 ── なぜ劇作家協会は「安全保障関連法案」に反対するのか。
 言論表現委員の永井愛に聞く ──

シリーズ ー 表現の自由を語ろう ー
日本の現状と未来への展望を、様々なジャンルのゲストと劇作家が語るシリーズ
第4回 九条やめたら運が逃げますよ 沢田研二×マキノノゾミ×永井愛
第3回 少しでも隙間を作っていく ─ 表現者の想像力 赤川次郎×永井愛
第2回 何で捕まったかわからない ─ いま、横浜事件を考えてみる ふじたあさやインタビュー
 第1回 <TPP・児童ポルノ法>をどう見るか? 赤松健・福井健策・青井陽治・坂手洋二・谷賢一


第10回劇作家協会新人戯曲賞

2004年度

後援 一ツ橋綜合財団
平成16年度文化庁芸術団体人材育成支援事業


一次選考通過作品一覧(21作品)
 

自動娘 竹田和弘
宇宙 日本 武蔵野 高橋義和
連絡所 中村義和
澤藤 桂
姉の出産 緒方さとい
円山町幻花 三井 快
舟を浮かべる水 今井一隆
花信~明石発 村木直子
水底の玩具 切塗よしを
金子みすゞ物語 徳満亮一
或女の石々 新井 哲
rash days 岩田能子
十七歳、真夏日五十六日熱帯夜三十一夜、屋上は暑くあいつは包茎だった。 太田則子
時計屋の恋 吉田小夏
象の伝説 三上達規
ハイテク 冨田礼介
次の方、どうぞ 服部創平
人生はバラ色だ ~なっちゃん空を飛ぶ~ 山本真紀
梯子の上の叛逆者 松本淳子
東おんなに京おんな ひょうた
2人の守衛 田辺 剛



最終候補作品一覧(6作品)
 

自動娘 竹田和弘
澤藤 桂
或女の石々 新井 哲
時計屋の恋 吉田小夏
人生はバラ色だ ~なっちゃん空を飛ぶ~ 山本真紀
東おんなに京おんな ひょうた



受賞作
 



東おんなに京おんな ひょうた


最終選考会は、2004年12月12日、紀伊國屋ホール(東京都新宿区)において公開で行われた。
審査員は、川村毅、斎藤憐、坂手洋二、永井愛、マキノノゾミ、松田正隆、横内謙介。

受賞作と最終候補作をすべて掲載した「優秀新人戯曲集2005」は、
ブロンズ新社から発売中(本体1,600円+消費税)。
ISBN4-89309-346-0 C0074


 


総評/選考経過/選評
(劇作家協会会報「ト書き」37号より)




 

総評・選考経過

 川村毅


 12月12日、紀伊國屋ホールにおいて第10回劇作家協会新人戯曲賞、公開審査が行われた。本番最中の舞台使用を許可されたナイロン100℃、紀伊國屋ホール及び財政的な援助をいただいた一ツ橋綜合財団に深く感謝いたします。応募総数215本と今回は多数で戯曲執筆への興味が広まっていることを伺わせた。
 一次二次審査を通過して最終候補として選ばれたのは6本。審査員は坂手洋二、永井愛、斎藤憐、松田正隆、横内謙介、川村毅、出席を予定されていた清水邦夫氏が体調不良のため代役としてマキノノゾミ氏が加わっての都合7名。マキノ氏は今回審査員は初めてで、審査中ロックミュージシャン、シド・バレットの名前を取り上げて論ずるなど審査会に新鮮な空気をもたらした。
 例年通りひとつの作品に対して3名の審査員がコメントすることを基本にして審査が始められた。二次審査から最終候補に上げられるまでどの作品もふたり以上の推薦を得ていないという事情が示す通り、審査委員の意見は大きく別れた。そのなかで印象深かったのは『自動娘』を積極的に推す松田氏で、「戯曲を読む興奮をひさびさに味わった」と賛辞を捧げた。
 また『人生はバラ色だ』の審査の際には、概ね審査員の評価が低いなか、最終候補に上げた二次審査員メンバーの小松幹生氏が客席から特別コメントということで、「ここには登場人物それぞれの哀しみが周到に描かれている」と推した理由を述べた。同じく『蔵』を二次審査段階において高得点で上げた川村は、「執拗にペニス狩りにこだわる姿勢に迫力と強い動機を感じた」と理由を述べたが、昭和初期という設定のリアリティにあまりに欠けるという大方の評価に同意せざるを得なかった。
 松田氏を除いた6名が積極的に推すものはないという姿勢を見せるなか、第1回の投票が行われた。ひとりが2作品を選ぶというその結果は、横内氏が『或女の石々』『東おんなに京おんな』、永井氏が『時計屋の恋』『東おんなに京おんな』、マキノ氏が『時計屋の恋』『東おんなに京おんな』、松田氏が『自動娘』『或女の石々』、斎藤氏が『蔵』『東おんなに京おんな』、坂手氏が『自動娘』『或女の石々』、川村が『自動娘』『或女の石々』となった。
 休憩後、3票の『自動娘』、2票の『時計屋の恋』、4票の『或女の石々』、4票の『東おんなに京おんな』の4作品のうち挙手で1作品を支持表明するということになり、『自動娘』を松田、『或女の石々』を坂手、川村、『時計屋の恋』をマキノ、『東おんなに京おんな』を横内、永井、斎藤という結果になった。松田氏は『自動娘』に強くこだわったが、1票では仕方がないと納得せられ、最終投票で『或女の石々』、『東おんなに京おんな』と絞られた。挙手というかたちで前者を支持したのが松田、坂手、川村。後者は斎藤、永井、横内、マキノと3対4と別れた。
 僅差故、『或女』支持派からの論議も期待されたが、3委員とも必ずしも積極的に推すものではないからという理由で、絶対にこれをという強い意見は挙がらなかった。『東おんな』支持派からは横内氏が「よく勉強している」と述べ、斎藤氏は「これまでこの新人賞の傾向として実験的な作風のものが多かったが、こういうものが今回受賞してもいいのではないか」といった意見を述べ、永井氏も「上手だ」とコメントした。
 これらに対し、坂手氏は「決定に従う」と述べ、川村は「必ずしもいいとは思わないが、『或女』も弱い」といい、松田氏は『自動娘』にこだわりつつ沈黙した。
 優秀作ではなく佳作ということではという意見が坂手氏から為されたが、この賞の性格からいってやはり優秀作を出すべきだという意見も多く、『東おんなに京おんな』が優秀作として決定された。斎藤氏の指摘の通り、ここ数年の優秀作とはかなり作風の違う戯曲作品が選ばれたという印象が強い選考会となった。



 




選評


川村毅

 『自動娘』と『或女の石々』を支持しようと考えてのぞんだが、正直6作品のなか、どれに決まってもおかしくないなとも思っていた。この2作品はそれぞれ方法意識を持った極めて構造的な戯曲なのだが、いかんせん方法を支える作者の核が弱い。だから、仲間内のお芝居に見えてしまうし、読まれてしまう。どちらも例えば上演時を想像するとき、思い描かれるのは、役者等々からチケットを買わされた仲間から発せられる弛緩した笑いに満たされた小劇場の光景だ。なぜこうした想像が成立してしまうかというと、第一に指摘できるのはラストの圧倒的な弱さだ。感動させようという下心がそれまでほぼ全編貫き通すかと期待された方法意識と構造=確信的な「わからなさ」を簡単に裏切っている。だからそれまでの方法がすべて一時の方便に読めてしまう。方法には魂が込められていなければ。この弱さがなにをさしおいてもと強く推せなかった理由だ。『東おんなに京おんな』の作者はさらに勉強してもらいたい。ニューヨークやロンドンの劇街にはこの程度のもの屁でもなく楽々と書ける二軍がごろごろいるだろうから。



斎藤憐

 劇作家協会の「新人戯曲賞」が始まって10回目にして、初めてエンタテーメント系の『東おんなに京おんな』が受賞した。戯曲賞は、新たな劇作家を育て演劇界に紹介していくのが任務だ。にもかかわらず、これまでの9回は、殺人やサディズムや自殺が描かれた作品が多かった。今回、最終候補に残った作品の中にも、舞台上で銃殺される場面がある作品が2本あった。
 現代の小学6年生の60パーセントが、人間は死んでも死なないと思っているというNHKの番組を見た。舞台上の殺人や自殺は映画のエンド・マークのようなもので、観ている主体の自意識は、悲しい出来事の後も生き続けると考えているらしい。舞台上の死は非現実で観客は死を実感したりしない。そして、東京だけで数百もあると言われている小劇場では、夜毎、暴力ゴッコが行われている。
 劇作家協会は、世田谷パブリックシアターと共催の戯曲セミナー、そしてインターネット戯曲塾を開いているが、この受講生の中に、リアリズムで書いたりエンタテーメントを狙ったりしたら、絶対戯曲賞の対象にならないという「傾向と対策」意識が生まれている。しかし現在、脚本料を支払うレベルの公演では、小劇場を席巻している「自分探し演劇」は上演されないから、欧米の近代古典や新作翻訳劇がレパートリーに選ばれている。
 今回のひょうたさんの受賞は、「演劇スタイルで受賞が決まるわけではない」という審査員の意志である。



坂手洋二

 私はどちらかといえば「その人にしか書けないもの」に惹かれるようだ。今回の作品群の中では、『或女の石々』の新井哲さんにいちばんそれを感じた。その点では得をしていたこの作品が、未整理であり、おそらく作者自身が自覚できるくらいに手抜かりがあることが、強く押せなかった理由だ。同じ作者の『永代看板娘』に比べると、シンプルな潔さのようなものが欠けているのだ。
 『自動娘』は、最初の5ページがこのままだとしたら、その後もあの路線を続けるのは怠惰である。『蔵』の世界観は借り物にみえる。『時計屋の恋』は、突然鳴り始める時計についての、構造的、人物心理的伏線がどちらも用意されていない。そういう意味ではいっそ「新しさ」を追わぬと決めた受賞作の潔さに軍配が上がったのは当然かもしれない。
 毎度のことだが、第一次、第二次の審査員の皆様に、心からお疲れさまといいたい。


永井愛

 今回は積極的に推せる作品がなかったが、以下の2作を最終候補にあげた。
 ひょうた氏の『東おんなに京おんな』の設定には惹かれた。「嫁」と「姑」という世間的役割を演じ合っていた女二人が、離婚によってその枠をはずされた後、30代と50代の女としてどう向き合うことになるのか。ここからは、女たちの直面する今日的な主題が展開できそうな気配がある。さらには、それぞれの夫たちの抱える世界を女側から透かし見ることもできたはずだ。たぶん作者もそのつもりだったのだろうが、そこそこの追究で終わってしまったのが惜しい。
 吉田小夏氏の『時計屋の恋』は彼女の前回応募作に比べると、ずいぶんよくなっていると思う。だが、日常の些事の隙間から謎が仄見えるという構造が、私にはもう新鮮に感じられなくなってしまった。このスタイルを取り払ったとき、人物は、台詞はどう変わるのか。それをぜひ読んでみたい気にさせられた。


マキノノゾミ

 清水邦夫さんのピンチヒッターということで初めて大役を仰せつかったのですが、想像以上に大変なお役目でした。横内氏が後で言っていましたが、このような選考というのは、前衛音楽と歌謡曲を同じ俎板の上に乗せて、その音楽的優劣を論じ合うというのに似て、そもそも無理はあるのだ、と。私もまったく同感でした。
 個人的には吉田小夏さんの『時計屋の恋』を推しました。技術的にいちばん安定していてバランスが良いと思えたからです。ただ、内容には物足りなさも感じました。このような作品では、どこか一箇所で、もっともっと力強く胸をわし掴みにされるような瞬間があるべきだと思います。
 ひょうた君の『東おんなに京おんな』は自分にもっとも近い作風で、そのぶん点数としては辛くなってしまうのですが、彼のようなタイプの劇作家が、本来ならば、もっともっと多くいてもいいのじゃないか、という思いもあって、最後は彼を推しました。


松田正隆

 竹田和弘さんの『自動娘』を私は推した。
 作者がどこからどのような動機で、このようなへんてこな作品を書こうとしたのか、わからない、それが何よりの魅力だった。読んでいてとても興奮した。社会生活を営む者たちにとって何の役にも立ちそうにないことが、作者にとっては非常に切実なことなのだろうと思った。しかし、作者特有の世界がひとりよがりに書かれているわけではなく、それなりの論理性を持って構築されているようにも思えた。三べん読んで三べんとも面白かった。
 「はなうえ君のうち」での時間と空間が飴のように伸びて、その伸びたことにより普段では知ることのできない出来事が現れ出てきたのではなかろうか。あべりの出発から始まるのに、あべりは最後までそこに居続ける。登場人物の唐突な行動や発言はそのことが保証しており、ひき伸ばされた時空間の襞が露になったことで、見慣れた現実にはこのような大切で哀切な時間がひそんでいたことがわかるのである。
 ただし、ときどき垣間見える無邪気で幼稚な書きっぷりが意図的なものか、作者が内側の世界のみに甘えているのかは、よくわからなかった。意図的であれば良しとするのではない。弱きものの場所に徹底する姿勢がこのような疑念をもたらすのではないかとも思えたのだ。


横内謙介

 少し昔、ある戯曲賞の選考会で、ある選考員が、文学賞に芥川賞と直木賞があるように、戯曲賞も純文学的なジャンルと大衆文学的なジャンルに分けて選考した方がいいんじゃないか、と発言したことがある。今回の選考もまったく同じで、そもそも『自動娘』や『或女の石々』のような実験的作品と『東おんなに京おんな』のような、ウェルメイド志向の作品を同じ土俵で比べ合うことに無理がある。しかしその分、選考会は異種格闘技的な熱を帯びて、面白くなっていると思う。
 私としては、芸術家というよりも職人に徹して上手い作品作りを追求してゆこうとしている、ひょうたさんの意欲と技術力に期待して賞に推した。この国で演劇職人はもっと認められていい。
 ただし私が大衆劇の作家であるから、無闇に後進を推した訳ではない。今回は実験派に飛び抜けた作品がなかった。凄いモノはいつの時代もジャンルを越えて、凄い。異種格闘技のレフリーを引き受けている以上、その真理は忘れていないつもりだ。
 

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日本劇作家協会プログラム

2019年度のプログラム(全12企画)

▽ 5月11日(土)〜19日(日)
劇団扉座
『新浄瑠璃 百鬼丸~手塚治虫『どろろ』より~』

▽ 5月29日(水)〜6月2日(日)
JACROW
『ざくろのような』
作・演出:中村ノブアキ

▽ 6月5日(水)〜9日(日)
演劇集団ワンダーランド
『過激にして愛嬌あり 宮武外骨伝』
作・演出:竹内一郎

アピール・決議

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