新しい劇作家シリーズ ~ 戯曲の力で世界を描く! ~

日本劇作家協会プログラム”は、劇作家協会推薦のラインナップ。
2013年7月から8月にかけて上演の「新しい劇作家シリーズ」では、 筆力で次代を興す若手~中堅たち4名の作品を紹介しました。

演出家を別に立てた作品が多いのも今回のシリーズの特徴のひとつ。パフォーマティブな演劇の魅力とはまた別のベクトルを持った作品です。各公演に於いて、劇作家協会がアテンドするポストパフォーマンス・トークを行ないました。


劇作家協会presents “新しい劇作家シリーズ・トークイベント”

2013年7月4日(木) 13:30 (開場13:00/受付開始12:45)
───メメントC+『太平洋食堂』を上演する会
 『太平洋食堂』
   作=嶽本あゆ美 演出=藤井ごう
   トークゲスト=小松幹生+相馬杜宇+吉村直(青年劇場) 司会=中津留章仁
   全席自由 (一般料金=¥4,000)

2013年7月5日(金) 13:30 (開場13:00/受付開始12:45)
───新人戯曲賞ドラマリーディング
 『ダム』 (2006年度受賞作)
   作=嶽本あゆ美
   トークゲスト=坂手洋二
   全席自由 (一般料金=¥1,000 *『太平洋食堂』ご観劇・ご予約の方は無料)

2013年8月3日(土) 19:00 (開場18:30/受付開始18:15)
───演劇ユニットてがみ座
 『空のハモニカ―わたしがみすゞだった頃のこと―』
   作=長田育恵 演出=扇田拓也
   トークゲスト=マキノノゾミ+徳尾浩司+扇田拓也 司会=樋口ミユ
   全席指定 (一般料金=¥3,500)

2013年8月7日(水) 19:30 (開場19:00/受付開始18:30)
───とくお組
 『砂漠の町のレイルボーイズ』
   作・演出=徳尾浩司
   トークゲスト=マキノノゾミ+長田育恵 司会=前川知大
   全席指定 (一般料金=¥3,500)

2013年8月16日(金) 14:00 (開場13:30/受付開始13:00)
───劇団だるま座
 『笑って死んでくれ』
   作=相馬杜宇 演出=藤井ごう
   トークゲスト=鈴木聡+嶽本あゆ美+剣持直明 司会=山田裕幸
   全席自由 (一般料金=¥4,000)




新しい劇作家シリーズ① 2013年7月3日(水)~7日(日)

 ──メメントC+大平洋食堂を上演する会『太平洋食堂』


明治末期の大逆事件を、首都から遠く離れた熊野の地を舞台に、刑死者の一人、医師・大石誠之助を主軸に、リベラリスト達の夢と挫折の群像劇として描いた作品。構想から舞台化まで紆余曲折を経て劇作家プログラムとして上演。

出演:間宮啓行 吉村直(青年劇場) 北直樹(青年劇場) 清原達之(青年劇場) 原陽三(青年劇場) 明樹由佳([株]メッセージ) 清田正浩 佐古真弓(文学座) 桝谷裕([有]スターダス・21) 本城憲(R-vive) 長谷川敦央(Pカンパニー) 清水ひろみ 青山雅士 上村圭将 渡邉守 藤光子 原尚輝 丸山修司
スタッフ:作=嶽本あゆ美 演出=藤井ごう 美術=乗峯雅寛 照明=和田東史子 音響=近藤達史 衣装=宮岡増枝 舞台監督=伊藤龍彦 演出助手=佐藤萌子 制作=奥田英子・福山啓子・竹内洋 制作協力=青年劇場 宣伝デザイン=(株)アトリエキノコ

**『太平洋食堂』上演中の7月5日(金)、嶽本あゆ美の2006年度劇作家協会新人戯曲賞受賞作、『ダム』のドラマリーディングを行ないます

[嶽本あゆ美 (だけもとあゆみ)]
福田善之・斎藤憐・坂手洋二、各氏に師事 戯曲セミナー第一期生終了後、第25回文化庁舞台芸術創作奨励賞佳作を『かつて東方に国ありき』で受賞。又、第12回新人戯曲賞を『ダム』で受賞。主な作品に演劇集団円公演『オリュウノオバ物語』など。メメントCを主宰する他、他劇団への書下ろしや、表現教育活動講師として活動中。

 [LINK]
  ・『太平洋食堂』特設サイト
  ・ブログ=メメントCの世界
  ・メメントC facebook


新しい劇作家シリーズ② 2013年8月1日(木)〜4日(日)

 ──てがみ座『空のハモニカ―わたしがみすゞだった頃のこと―』

大正12年「金子みすゞ」の筆名で童謡詩人界に登場したテル。女の自立が認められなかった時代の中で、娘に教育を与えたいと26歳で命を賭けた。テルが「みすゞ」という名を捨てて生きた最後の日々を描き出す。

**京都公演 7月5日(金)〜7日(日) 京都芸術センター フリースペース

出演:福田温子(てがみ座) 今泉舞(てがみ座) 箱田暁史(てがみ座) 石村みか 大場泰正(文学座) 久保貫太郎(クロムモリブデン) 森啓一郎(東京タンバリン) 新井結香(劇団桟敷童子) 斉藤まりえ 中田春介
スタッフ:作=長田育恵 演出=扇田拓也 舞台監督=杣谷昌洋 舞台美術=杉山至+鴉屋 照明=木藤歩 音響=笠木健司(クロムモリブデン) 音響協力=Miya 衣裳=阿部美千代(MIHYプロデュース) 方言指導=松角洋平 宣伝美術=山下浩介 舞台写真=伊藤雅章 撮影=彩高堂「西池袋映像」 手紙=右近金魚 Web=RICO STYLE 制作=藤田晶久 制作助手=高橋ゆうき 広報=MAICO. 制作協力=小野和佳子 キューカンバー(京都公演) 秋津ねを(京都公演)

[長田育恵 (おさだいくえ)]
てがみ座主宰。東京都出身。1996年よりミュージカル脚本・作詞を経て、2007年劇作家協会戯曲セミナー参加。翌年、同セミナー研修課で井上ひさし氏に師事。2009年てがみ座を旗揚げ。以降てがみ座全公演の戯曲、依頼戯曲・シナリオ等を手がける。第16回鶴屋南北戯曲賞ノミネート(『青のはて-銀河鉄道前奏曲-』)。

  [LINK]
   ・てがみ座Webサイト
   ・長田育恵ブログ 夜明けのポルカ
   ・てがみ座 長田育恵Twitter


新しい劇作家シリーズ③ 2013年8月7日(水)~11日(日)

──とくお組『砂漠の町のレイルボーイズ』

もう何年も列車が停まらない駅を舞台に、駅員たちの日常を描いた群像劇。信号は常に青。何日かおきにくる列車は前をただ通り過ぎるだけ。外の世界を知らない男たちの生きがいと、そこに溢れる時間の物語。

出演:篠崎友 堀田尋史 鈴木理学 柴田洋佑 徳尾浩司 / 伊藤直人 林雄大 本折智史 佐藤貴史
スタッフ:作/演出=徳尾浩司

[徳尾浩司 (とくおこうじ)]
大阪府出身。1979年生まれ。2003年、慶應義塾大学の卒業メンバーと共にとくお組を立ち上げ、スーツを着た男たちの会話劇コメディなどを上演している。年に2,3回のペースで公演を重ね、今年で10周年を迎えた。現在はテレビドラマや商業舞台の脚本・演出なども手がけ、活動の幅を広げている。

  [LINK]
  ・とくお組Webサイト
  ・とくお組コラム
  ・とくお組facebook
  ・徳尾浩司Twitter


新しい劇作家シリーズ④ 2013年8月14日(水)~18日(日)

──だるま座『笑って死んでくれ』

心から笑えないために成仏出来ない「浮遊者」と、笑われることに飢えている「芸人」の霊が集う“寄席場”。今宵も笑うため、笑われるためのガチンコ公演の幕が開ける。笑いを巡る七転八倒のうちに、芸人が人生のうちで最もウケたという戦地慰問の話になっていき──。


出演:剣持直明 塚本一郎 青山伊津美(演劇集団円) 他だるま座座員
スタッフ:作=相馬杜宇 演出=藤井ごう(R-vive) 舞台美術=乗峯雅寛 舞台監督=小島とら 照明=賀澤礼子 音響=荒木まや(株式界者ステージオフィス) 宣伝美術=村上秀樹 制作=鈴木麻希子 企画/製作=(有)だるま企画


[相馬杜宇 (あいばもりたか)]
オフィス相馬代表。年間3〜4本の新作を劇団、プロデュース団体に書き下ろしている。これまで介護、教育、家族、核エネルギーの問題などを取り上げてきた。戯曲『ありか』でテアトロ新人戯曲賞最終候補。他の主な作品に『百合の季節』、『痩せてたまるか!』など。

 [LINK]
  ・だるま座Webサイト
  ・オフィス相馬Webサイト
  ・オフィス相馬facabook
  ・相馬杜宇Twitter

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日本劇作家協会プログラム

2022年度のプログラム公演

新型コロナウイルス感染症の影響により、公演の実施状況が変更となる場合があります。
最新情報は座・高円寺のサイトでご確認ください。

▽ 3月2日(木)〜12日(日)
OFFICE SHIKA PRODUCE
『ダリとガラ』
作・演出:丸尾丸一郎

▽ 3月15日(水)〜21日(火祝)
視点
『SHARE'S』
プロデュース:ハセガワアユム 吉田康一