お詫びと再発防止に向けて

2月17日から19日に開催した「劇作家と俳優のためのせりふの読みかたワークショップ」におきまして、講師と運営に重大な過失がありました。

本ワークショップは、日本劇作家協会主催のもと、担当委員が運営する形で2015年から開催されてきました。12回目となる今回は、感染症対策のため、初めてオンラインで開催し、終了後3月19日までアーカイブ配信をおこなっていました。

このワークショップの中で、講師が受講者に対して高圧的な態度で接し、受講者の尊厳を傷つける場面がありました。また、動画の視聴者にも心理的圧迫を与えました。協会としてはこの問題を重く受け止め、当該受講者に対し講師・運営・協会がそれぞれ謝罪を致しました。配信をご覧下さった皆様にも心からお詫び申し上げます。問題の起きた背景について原因究明を行うと共に、再発防止へ向けた取り組みを始めております。

今回の問題が生じた理由としては、運営側の責任も大きいと考えます。本来、ワークショップとは講師と受講者が対等な関係を結び、協同していく場です。受講者ひとりひとりが尊重され、自由に発言できる場が保証されるべきです。しかし適切なガイドラインとそれに基づいた進行が行われなければ、講師の発言が大きな力を持ち、非対称な関係性になる恐れを常にはらんでいます。「せりふの読みかたワークショップ」ではこれまで広く参加者を受け入れる事業を行いながら、明確なルールや倫理観の共有をしていませんでした。そのため、問題行為が起きた際、参加者へのケアや、視聴者への影響を考えて配信停止するなどの迅速な対応をおこなうことができませんでした。今後はガイドラインを作成し、講師とも共有することで、参加者の安全と言論・表現の自由が守られるワークショップを運営していきます。

これまで日本劇作家協会は、各部署がそれぞれの良識に基づいて活動をおこなってきました。そのため、問題が起きた際の判断も各部署に委ねられており、協会内で共有する仕組みが確立していませんでした。これらの構造を見直し、よりよい運営体制を構築できるよう改善を続けて参ります。


2021年5月2日  

一般社団法人 日本劇作家協会 理事会  
(会長)渡辺えり  
(副会長)瀬戸山美咲 マキノノゾミ  
(理事)長田育恵 鈴木 聡 佃 典彦 永井 愛  

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日本劇作家協会プログラム

2021年度のプログラム公演


新型コロナウイルス感染症の影響により、公演の実施状況が変更となる場合があります。
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▽ 6月30(水)〜7月11日(日)
劇団扉座
『解体青茶婆』

▽ 8月12日(木)〜22日(日)
カムカムミニキーナ
『さなぎ』

▽ 11月4(木)〜11(木)
JACROW
『廻る礎』