戯曲セミナー ハラスメント防止ポリシー
◆ 互いに尊重し合える場のために ◆

日本劇作家協会は、協会事業に関わる人のすべてが、属性や思想信条によって差別されることなく、対等の人格として互いに尊重し合い、身体的・精神的に安全に過ごすことができる環境をつくろうとしています。
2020年にハラスメント申告受付の手順を定めた「セクシュアル・ハラスメント事案への対応に関する基本要綱」、2022年に声明「演劇の創造現場からあらゆるハラスメントや性加害をなくしていくために私たちは発言し行動します」を発表し、さらに包括的なガイドラインと対応要綱を準備中です。

講師と運営スタッフ
戯曲セミナーは「Zoom」と「ビデオグ」を使用したオンラインで開催します。
すべてのライブ講義にウェビナーを使用するベーシックコースでは、講師とスタッフは受講する方々の表情を見ることができません。プレミアムコースには双方向性の講義もありますが、実際に対面しての講義よりも意思疎通の齟齬は生まれやすくなります。
オンライン開催では会場開催のセミナー以上に注意を払う必要があることを、講師と運営スタッフは自覚し、作成中のガイドライン案を全員が必ず遵守して講義・運営をしてまいります。

受講生の皆さま
プレミアムコースの講義では、講師と受講生のやりとり、受講生同士のやりとりが生まれます。ベーシックコースのライブ講義でも、チャットを通したやりとりがあります。講義後に自由参加のオンライン交流会を設ける場合もあります。
様々なバックボーンを持つ方々が受講なさっていることをご理解のうえ、その個々人の尊厳が守られるようご協力をお願いいたします。
ハラスメント被害を受けた場合には、窓口からご連絡ください。


◆ 受講にあたっての留意事項 ◆

ベーシックコースとプレミアムコースを合わせて、100名以上の方にセミナーにご参加いただく予定です。
どなたも安心して受講できるよう、ご了承いただきたいこと、ご配慮いただきたいことがございます。

<ライブ講義>
◯ ご了承いただきたいこと
・すべてのライブ講義を録画し、チャットからの質問も記録します。
◯ ライブ講義のルール
・受講時のウェビナー登録画面では、講師や他の受講生から読めたり呼ばれたりしても構わない「受講名」(本名でも可)を記載する。
・スクリーンショットの撮影はしない。
・質疑応答の際には、講師も尊重されるべき個人であることに留意し、質問やコメントが、罵倒するもの・暴力的なもの・人格を否定するものにならないようにする。

<プレミアムコースの講義> (受講生の顔も画面に映ることが特徴です)
◯ ご了承いただきたいこと
・講義の録画時には、受講生の顔も録画対象となり、講義進行と関わる部分はアーカイブにも残ります(講義進行と関わりない部分の顔は編集でカット/アーカイブ公開対象は今年度のプレミアムコース受講生のみ)。
・戯曲の個別講評には運営スタッフが立ち合います。
◯ プレミアムコースのルール(ライブ講義と交流会のルールもご参照ください)
・背景に個人情報が特定されるものが映り込まないようにする (適宜、ぼかし機能やバーチャル背景を使用)。
・グループ会話では、年齢や経験などの属性に関わらず対等な意見交換を行う。

<懇談会>
◯ 懇談会とは
いずれのコースでもライブ講義のあとに何回か、自由参加のオンライン懇談会(40分程度)を行う予定です。講義の延長ではないので、ご都合の悪い場合や特にご興味がない場合はご参加なさらなくて支障はありません。
◯ 懇談会のルール
・グループ会話ではひとりだけが場を独占せず、全員が話せるよう互いに配慮する。
・ジェンダー、居住地、職業など属性のステレオタイプに結びつけた言動をしない。あるいはその属性を代表する役割を担わせない(「女性としてどう思うか?」など)。
・背景に個人情報が特定されるものが映り込まないようにする (適宜、ぼかし機能やバーチャル背景を使用)。
・ スクリーンショットの撮影はしない。記念撮影のご要望がある場合は、検討のうえ運営スタッフが撮影します。
・SNSアカウントや連絡先、およびプライバシーに関わることをしつこく尋ねない。
・受講名をもとにSNSのメッセージを送って返信の強要をしない。

<講師>
◯ 講師にはガイドライン案に加えて、下記のような具体的注意事項の遵守についても伝えています。
・セミナー講師は受講生に対して優位的な立場にあり、加害者となりやすいことを自覚する。
・受講名がニックネームの場合も呼び捨て等はせずに「さん」付けにする。
・顔の見える講義では、受講生の容姿・服装・背景に言及しないこと。
・指導を行なった戯曲は一部分であれ受講生に無断で公開をしない。
・作品指導が人格否定につながらないようにする。
・属性のステレオタイプに結びつけた言動をしない。
・親しさや好意を示すつもりの言動も、意図と関係なく相手を不快にさせる場合があると自覚する。
・SNSで受講生から話しかけられたときのスタンスはそれぞれに任せるが、受講生の個人情報の詮索はしない。
・講義期間中に指導と称して受講生にメールや電話をしない。
・講師であることを背景にした、協会外ワークショップ等への勧誘は行わない。



ご相談・ご申告

ご相談は下記、戯曲セミナー担当メールアドレスまでお願いします。
(スタッフの言動についてのご相談は事務局長に直接ご連絡ください。)
ご相談としていただいた内容が深刻な場合は、臨床心理士・弁護士と状況を共有のうえ対応します。

ご申告は、セクシュアル・ハラスメント対応の基本要綱の申告フォームをご利用ください。ハラスメント全般の対応要綱と申告フォームも準備中ですが、その設置がご申告に間に合わない場合は、セクハラ以外も上記フォームより受け付けます。ご申告内容の聞き取りと調査は臨床心理士・弁護士などの専門家が行います。

ハラスメント以外の講義や運営についてのご意見は、別途設けるフィードバックフォームよりお寄せください。

一般社団法人 日本劇作家協会事務局
戯曲セミナー担当

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事務局長 (他のスタッフが見ることのないアドレスです)
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