[講師]
谷 賢一劇作家・演出家・翻訳家
日英の大学にて演劇学を学んだ後、劇団を旗揚げ。2013年には『最後の精神分析』の翻訳・演出を手掛け、第6回小田島雄志翻訳戯曲賞、ならびに文化庁芸術祭優秀賞を受賞。2016年、セゾン文化財団ジュニア・フェローに選出。また同年より新国立劇場・演劇研修所にて講師を務める。
劇団外では海外演出家とのコラボレーション作品も多く手がけ、シルヴィウ・プルカレーテ演出『リチャード3世』、フィリップ・デュクフレ演出『わたしは真悟』、シディ・ラルビ・シェルカウイ演出『PLUTO』、デヴィッド・ルヴォー演出『ETERNAL CHIKAMATSU』などに、それぞれ脚本や演出補などで参加している。
[一般募集定員] 60名
(他に2018年度戯曲セミナー生徒が受講します) [料金] ¥1,000 (区民・会員は¥900)
青井陽治 (あおい ようじ)
演出家・翻訳家・劇作家
1948年3月3日、神奈川県生まれ。
69年に劇団四季に入り、ジロドゥ、アヌイ、シェイクスピアなどの劇団レパートリー作品、『アプローズ』『ウエストサイド物語』『ジーザス・クライスト=スパースター』などミュージカルの初演に出演。同時に翻訳・訳詞・劇作をはじめる。76年よりフリーとなり、海外戯曲・ミュージカルの上演、創作に独自の世界を築くとともに、次世代の演劇人育成のために、演劇教育にも積極的に携わる。
主な翻訳・演出作品に、『ラヴ・レターズ』『真夜中のパーティ』、ニール・サイモンのBB三部作(『ブライトン・ビーチ回顧録』『ビロクシー・ブルース』『ブロードウェイ・バウンド』)、『エリザベス・レックス』『42nd Street』『GODSPELL』『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』『わたしたちの町』『石棺』『コーパス・クリスティ』など。作・作詞作品に『雪ん子』『GANKUTSU-OH』(演出も)などがある。
日本劇作家協会では言論表現委員。2013年と翌14年には「ミュージカル講座」を主任講師として担当。戯曲セミナーの講師も務めた。2017年9月1日、逝去。
(青井陽治氏写真/提供:カンパニー・ワン 撮影:加藤幸広)
16:30ー17:45座談会「青井さんから受け取ったもの」青井陽治さんの生前の講義の映像を交えつつ、青井さんから学んだことについて語り合います。
<登壇>
川口典成 演出家
谷 賢一 劇作家・演出家・翻訳家
宮川彬良 作曲家・舞台音楽家
篠原久美子(司会) 劇作家
日本演出者協会「日本の戯曲研修部」部長の川口典成は、同協会の「近代戯曲研修セミナー」を青井さんとともに運営してきました。
2015年に青井さんの翻訳作品『死と乙女』の演出を担った谷賢一が、劇場で初めて買った戯曲は『ラヴ・レターズ』だったそうです。
青井さんと長い親交を持つ宮川彬良は、青井さんの作・演出ミュージカル『あしながおじさん』『リリー』『GANKUTSU-OH』などで作曲を担当しました。
司会は、青井さんとともに小学校での演劇教育に力を注ぎ、代表を務める“劇団劇作家”のミュージカル講座に青井さんを招いた篠原久美子です。
[料金] ¥1,000 (区民・会員は¥900)
18:00ー19:15ミュージカル講座『ウエストサイド・ストーリー』青井陽治さんが主任講師を務めた劇作家協会「ミュージカル講座」に、ゲスト講師として登壇した宮川彬良が、『ウエストサイド・ストーリー』の音楽を紐解きます。作品と音楽への愛にあふれる特別講義です。
<講師>宮川彬良 1961年東京都出身。劇団四季、東京ディズニーランドなどのショーの音楽で作曲家デビュー。その後、数多くのミュージカルなどを手掛け、自らを舞台音楽家と称する。
代表作に『ONE MAN'S DREAM』『身毒丸』『マツケンサンバⅡ』など。1996年の『身毒丸』および2005年の『ハムレット』(再演)で読売演劇大賞・優秀スタッフ賞。
1995〜2010年には大阪フィル・ポップス・コンサートの音楽監督・常任指揮者、1998年から宮川彬良&アンサンブル・ベガ、2014年からOsaka Shion Wind Orchestraの音楽監督などを務めるとともに、「コンサートはショーである」を信条に、日本各地で演奏活動を行っており、幅広い層に親しまれている。
NHK Eテレ「クインテット」、NHK BS2「どれみふぁワンダーランド」、NHK BSプレミアム「宮川彬良のショータイム」で音楽担当、ならびに出演。歌劇『ブラック・ジャック』、アニメ映画『宇宙戦艦ヤマト2199/2202』、ミュージカル『ナイン・テイルズ』、NHK木曜時代劇『ちかえもん』、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』の音楽など、多岐にわたって活躍している。